サンガツ@WWW についてみんなで考える 6/6

2019.1.16 Wed

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2019.1.14 Mon

サンガツ@WWW についてみんなで考える 3/6

2019.1.13 Sun

サンガツ@WWW についてみんなで考える 3/6

1/23の開催まであと2週間となった、サンガツ5年ぶりの東京公演。この公演が実現した経緯、その背景にある考え、そして活動21年を数えるに至ったサンガツがこれからどこに向かっていくのか。

リーダー小泉篤宏、企画の中原楽(LUFTZUG)・小森あや(TASKO)の3人が、暮れも押し迫った12月、リハーサルの後に高円寺の喫茶店で考えました。

最後まで読んでもまったく公演内容はわからないと思いますが、この公演がどんな思想にもとづいて設計されることになるのかはおわかりいただけると思います。

6日連続更新のインタビュー、ぜひご一読ください。

interview & text : 安東嵩史(TISSUE Inc.)

小泉篤宏(K)
中原楽(N)
小森あや(C)

3/6

——ちょっと変な例えなんですが、リハーサルを見てて「なんだか、生活みたいだな」と思ったんですよね。

K ああ、それはあるかも。メンバーの年齢層も20〜40代まで幅広いし、バンド自体がちょっと社会の縮図になりつつありますからね。介護、育児、就職とか、いろんな問題がいちいち持ち込まれてくるから(笑)。

——いや、リアルな話はさておいて(笑)。まるで朝起きて、ご飯を食べて、風呂に入って寝るという、絶え間なく続く生活の営みのように音楽が作られているなあと思ったんです。

K そうですね。その「生活」という感じが「今」だなとは思っているんです。音楽の受け取られ方、聴かれ方も今はものすごく変わっていますよね。僕らが青春時代を過ごした90年代までは、音楽といえば音源のことだった。みんながレコードやCDを買っていて、「音楽の形はこれだ」という共通認識があった。

——そうですね。「音楽のこと」といえば「メディアのこと」だった。例えば、安直にいうとアルバムが70分を超えるからCDに入らないとか、もっというと「6分を超える曲なんてラジオでかけられるか!」みたいな、そういう本質的ではない要素に大きく音楽の作られ方、聴かれ方が規定されていましたよね。そこから外れたものは、そもそも人に届けられない時代だった。

K そうですね。だから、そういう単一パッケージの論理の中だけで音楽の会話がなされていた。でも、その時代って、やっぱり人間と音楽の歴史の中でごく短期間の、異常な時代だったんじゃないかなと思うんです。現に、今はもう違うじゃないですか。

——ダウンロードからサブスクリプションになって、デジタルで音楽を聴くという行為もこれだけ多様化している中で、なんの戦略もなくフォームやメディアを限定した表現というのは、今はもう足枷にしかならないですもんね。

K 「音楽をやる」ということと「CDを出す」ことが違うということに、ようやくみんな気づき始めていますよね。極端なことをいうと、人間が右から左に動くという動作って、音源に収録しようとすると全く成立しないけど、リアルな現場であればそれはアンサンブルの一部として十分に成立したりもする。メディアに収まらないものは存在しないわけではないし、音楽を作る現場にいる人たちも、それはかなり気づいていると思うんですよ。

——「CDを売らないといけない」というのは、作ってしまったら確かにそうなんですが、そもそも「作らないといけない」かどうかはケースバイケースというか。音楽をやるということと「CDを作る」がセットになってしまう思考というのは、どうしても昔ながらの業界構造に引っ張られてしまっているなという印象はあります。なかなかどちらがいいと言える話でもないですが、業界を守るために音楽をやる必要は、必ずしもない。それでいいということは、サンガツが示している気はしますね。

N 音響もそうなんですよね。音響は音を扱う仕事ですから、「もっと音を出さないといけないし、もっとマイクを使わないといけない」みたいな気持ちはもちろん抱きがちです。でも、実は「音を引く」とか、「そもそも音を出さない」という音響があってもいいと思っているんです。サンガツの中国公演でも、6か所のうち2か所くらいでしかPAをやってないですから。

——あとは何してたんですか?

N ただいるだけです(笑)。電源を引いたりして。音響の仕事の本質はいかにミュージシャンが気持ちよく音を出せるかだと思っているので、メンタルケアもしたりね。

K いや、まあそれはそうなんですけど、一番は楽さんの作る音がいいから頼んでるんですよ(笑)。他の人とはまったく違う。外で聴いてる音と、演奏中に聴いてる音の違いがほとんどない。これはけっこうすごいことだなと思っています。

N ありがとうございます。もともとPAとしての私の本分は、バンドをただ「拡声」させることだと思っているので、自意識を乗せたり、自分の色を加えたりする必要はないんです。もちろん、そういう音作りをしていて、それがめちゃくちゃかっこいい人もいるんですけど、私のやり方ではない。バンドが出している音と、お客さんが聴いている音が違ってはいけないと思っています。

K でも、それって技術的にはかなり難しいですよね。

N そうなのかな。これでずっとやってきたので、自分ではよくわかってないんですけど。

K すごく透明ですよね。初めてご一緒したのは5年前の北京ですけど、例えばスピーカーを現地調達して、会場ごとにプランを考えたりしつつ、その都度まったく不純物のない状態でバンドの音を増幅してくれる。そこに経験や技術は最大限盛り込まれているはずなんですけど、それがバンドにとってまったくノイズにならず、完全にノンストレスでやらせてもらってます。

N たまたま、お互いのスタイルが合ったんですよね。私みたいなタイプの音の作り方がダメなバンドもいるし。

——音の作り方、音の出し方、お互いの志向性が噛み合った、と。

4へ続く
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2019.01.23 サンガツ@WWW 公演詳細はこちら

サンガツ@WWW についてみんなで考える 2/6

2019.1.12 Sat

サンガツ@WWW についてみんなで考える 1/6

2019.1.11 Fri

“Sound Performance Platform 2018″___ 2018-02-12

2019.1.3 Thu

“Backfill”___ 2014-08-24

2019.1.3 Thu

“失聲祭夏日祭典 97″___ 2015-07-11

2019.1.3 Thu

“Japan Syndrome”___ 2014-05-26/27

2019.1.3 Thu

“朱家角 草堂”___ 2018-04-30

2019.1.3 Thu

“Sangatsu × Rhizomatiks”___ 2012-02-16

2019.1.3 Thu

“献给微小的灵 (For The Small Ones)”___ 2013-06-08/09

2019.1.2 Wed

“0/7 (Seven Games From Nowhere)”___ 2018-05-05

2019.1.2 Wed

“HAC”___ 2016-02-14

2019.1.2 Wed

“PLAY / CIRCUIT”___ 2014-04-06

2019.1.2 Wed

Sangatsu x chelfitsch 地面と床 / Ground and Floor

2019.1.2 Wed

5つのコンポジション / 5 Compositions

2019.1.2 Wed

静かな生活 / Still Life

2019.1.2 Wed

波 / Nami

2019.1.2 Wed

Sangatsu Remixes Vol.03

2019.1.1 Tue

Sangatsu Remixes Vol.02

2019.1.1 Tue

Sangatsu Remixes Vol.01

2019.1.1 Tue

サンガツ / Sangatsu

2019.1.1 Tue

サンガツのちらしで笛を作る

2018.12.31 Mon

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サンガツ@WWWのちらしができました

2018.12.31 Mon

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掲載情報

2018.12.8 Sat

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2019.01.23 サンガツ@WWW

2018.11.23 Fri

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ウェブサイトをリニューアルしました

2018.11.23 Fri